~ プロローグ ~


ひめちゃん、これはアイスの食べ過ぎではなくて冷え性の症状なんじゃないかなぁ。
肩こりとか、頭痛とかはない?

おしるこ食べたら治るかも♡

冷え性は万病のもと、太る原因にもなりかねないわよ!

生姜には冷え性にも効果がある「ジンゲロール」や「ショウガオール」という注目の成分が含まれているよ♡
目次
冷え性は原因を知れば改善できる!

女性の半数以上が悩んでいると言われる冷え性、最近は冬場だけでなく夏場でも悩まされているという方がほとんどです。
そして関連して多いケースが、冷え性の方は大抵肩こりや下半身太りなどの悩みを同時に抱えているようですが、あなたは大丈夫ですか?
それもそのはず、冷え性も肩こりも下半身太りの原因もすべては血行不良と無関係ではないからです。
こんにちは、管理人のHAKASEです。
長年冷え性に悩まされているあなたも、根本的な原因を知れば、冷え性を改善できる可能性があります。
今回の記事では冷え性についてしっかり考えていきながら、冷え性にも効果的と言われている「生姜(しょうが)」にもスポットを当てて改善する方法を提案していきます。
ライフスタイル(生活習慣)のセルフチェック
冷え性の方に共通しているライフスタイルは次のようなものがありますが、まずはあなた自身の現状を確認してみましょう。
あなたはいくつ該当しますか?
- 事務職でほとんどデスクワークをしている。
- 職場では空調(クーラーなど)が完備された環境で過ごしている。
- 運動する機会は少ない。
- 野菜はあまり好きではない。
- 肉類はあまり摂らないようにしている。
- 朝食はほとんど摂らない。
- 食事制限(糖質制限など)のダイエットに取り組んでいる。
- 冷えた飲み物を摂ることが多い。
- お風呂はシャワーで済ますことがほとんど。
ちなみに私は6つも該当していまして、やはり軽い冷え性を自覚しています。
お気づきかも知れませんが、上記のチェックリストはすべて冷え性を引き起こす原因の一例です。
~冷えを招く原因~
- 外気温や空冷設備による冷え
- 自律神経の不調
- 運動不足による血行不良
- 普段からの偏った食生活
- 無理なダイエットによる栄養バランスの乱れ
冷え性は手脚の冷たさだけではない

冷え性とはそもそもどのような状態の事でしょう?
代表的な自覚症状として手脚が冷たい、指先まで冷たいがあげられますが、中には冷え性がひどくなり、肩こりやお腹がすぐに緩くなる、偏頭痛などの体の不調として現れる方もいらっしゃるようです。
あなたの体の不調、もしかしたら冷え性が関係しているかも知れませんよ。
冷え性の根本的な原因は主に3つ
女性が冷え性を実感するのは、恐らく10代以降くらいからという方が多いのではないでしょうか。
冷え性には無縁に思える子供でも10代になると多感な時期でダイエットに敏感になったり、受験によるストレスなど、冷え性に影響する環境が増えてきます。後ほど詳しく説明します。
そもそも冷え性は本来であればうまく機能するはずの体の働きに問題があることが原因です。
主に下記の3つの機能に問題が生じています。
- 体内で熱を作り出す効率が悪い。
- 体内で作り出された熱が全身に行き届かない。
- 体内に熱をためにくい。
熱を作り出す効率が悪いとは?
運動をすれば体温があがり、熱を作り出しますが、安静にしている時や身体活動が少ないときでも人は基礎代謝によってエネルギーを消費して熱を作り出しています。
基礎代謝は人の意思とは関係なく活動している体の臓器や筋肉も含まれますが、中でも代謝の割合は筋肉が4割近くを占めています。
男性と比べて女性はもともと筋肉量が少ないため、基礎代謝による熱の生産量にはハンデがあり、冷え性にもなりやすいワケです。
さらに最近は過度な食事制限によるダイエットを慣行する若い女性が増えていますが、無理なダイエットは筋肉量を減らし、ますます基礎代謝能力が落ちて冷え性に拍車をかけている可能性があります。
熱が全身に行き届かないとは?

食事で摂取したエネルギー(カロリー)は血管を通じて全身に運ばれますが、全身に行き届きにくいとは血行が悪いと言うことです。
その要因のひとつに近年夏場に増えているケースとして、常にエアコンが効いた冷えた部屋と外気との出入りが増えると血管の収縮と拡張を繰り替えし、体温を調整する自律神経のバランスを崩して血液が滞る要因になっています。
またお仕事や私生活でのストレスも自律神経に負担をかけ、血行不良を引き起こして冷えの要因にもつながります。
体内に熱をためにくいとは?
血行が悪くなると体が冷えて汗をかきにくくなり、体の水分が外に排出されにくいために慢性的に体が冷えやすくなってしまいます。
水分はこまめにとっているにもかかわらず汗をかかない上、排尿頻度も少ない方は冷えの要因になります。
あと、皮下脂肪が多い方も要注意です。筋肉と違って脂肪には血管がほとんどないため、エネルギーが届きにくいため体も温まりにくくなります。
冷え性が招く不調は太る原因にも

以上の3つの機能の問題を引き起こす要因は、主に血行不良と関係し、体調不良はもちろんですが、太る原因にもなっています。
一般的にやせにくい女性の共通点には冷え性も影響していると言われています。
太っている方は一見したら熱を持っていて温かそうなイメージがありますが、本来は筋肉が多いはずの太ももやお尻に皮下脂肪がたっぷりついていると、その部分は驚くほど冷えています。
これは先ほども説明したように、皮下脂肪には血管がほとんどないため、体内の熱がうまく伝わらない為です。
バリバリのキャリアウーマンで上半身はスッキリしているのに、下半身だけは太くて悩んでいらっしゃる人の多くは一日中デスクでパソコン作業に追われ、下半身を使わないことにより下半身が冷えがちになります。すると代謝が落ちて、脂肪が燃えにくい状態になっています。
また、パソコン作業は腕を動かしているように見えますが、二の腕はほとんど使っていません。つまり、二の腕も脂肪が燃えにくい部分になります。
冷え性をほっておかない

正常な方の体温は36度5分~37度ですが、最近では平熱が35度代の低体温症の方が増えているといいます。
体温は体を健康な状態に保つ上でとても重要な役割をはたしており、1度落ちると、免疫力は30%ダウン、基礎代謝は10%以上ダウンすると言われています。
冷えにより血流が悪くなると酸素や栄養が体の隅まで運ばれなくなって免疫力が低下します。
また、体内にウィルスや病原菌が侵入しても血流が悪いために白血球がうまく機能できず、発病したり、血管を通して運ばれる老廃物も体外へ排出されにくくなります。
冷え性は万病のもと、軽く考えていると痛い目に遭いますのでしっかりケアすることが大切です。
痛みが伴う症状は病院へ
しかし、冷え性が痛みと一緒に現れた場合には、閉塞性動脈硬化症などの重病の予兆かもしれないので要注意です。
極端な冷えが続く、痛みが伴う場合は念のために病院で受診しましょう。
冷え性の改善ですぐに出来ること

冷え性を改善するには外的要因と内的要因に対処することが必要です。
外的要因とは外気温や、長時間を過ごす職場や自宅などの室内環境の事で、冬は暖かい衣服を着ることはもちろんですが、夏場でも長時間クーラーが効いた室内で過ごす際には冷えへの備えが必要です。
冷えやすい足下には膝掛けを用意する、厚手のソックスやレギンスなどを着用することも有効ですが、部分的な厚着だと全身の交感神経の緊張がゆるまず血管が広がらないため冷え性を改善するまでには至りません。
厚手のソックスなどでもなかなか温まらない時は、見えないように腹巻きなどを着用してお腹周りや腰などの体幹深部を温めると、交感神経の緊張がゆるみ、体の末端の血流が良くなり温かくなりますのでお試しください。
夏は半身浴、冬は全身浴!

また、普段からシャワーで済ませている方は夏場なら半身浴や足湯など、下半身や足首を温めることは冷え対策に有効です。
太ももや足首には血管がたくさん集まっており、温めることで血行が良くなって全身ぽかぽかになります。
冬は半身浴だけだと上半身まで温まることが難しく、肩こりなども緩和するなら全身浴がおすすめです。
冷え性の方は冬場は熱めの40~42度で10分ほどお湯につかると筋肉のこりもほぐれますが、長時間つかるとのぼせてしまうので注意してください。また湯上がり後は体が冷めないうちに30分以内に布団に入り就寝しましょう。
夏場でも38~40度のぬるめのお湯で20分程度つかると、副交感神経を刺激して血行が良くなり気持ちもリラックスしますので、冷え性の方はシャワーだけでなくお風呂につかる習慣をつけたいですね。
体内の心臓や肺、胃腸、肝臓、血管などの主要な内臓器官の多くの働きをつかさどる自律神経は、自分の意思ではコントロールできず自律神経と呼ばれています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられますが、どちらもバランスを取りながら正常な体の機能を維持しています。
活動量が多い日中には交感神経が活発になり、心拍数を増やしたり、血管を収縮しています。
一方、夜は副交感神経が活発になり、心拍数が減り、血管も拡張しやすくなることでリラックスします。
しかしながら、副交感神経が活発になる夜でもストレスを抱えていると交感神経が刺激されリラックスせず、血管が収縮したままだと血液の循環が悪くなり冷えの原因になるばかりか、だるさや倦怠感、胃腸の不調につながりやすくなります。
その点でも副交感神経を刺激する入浴は効果的な対策です。

ライフスタイルの乱れは冷え性を招く
内部要因として、食を含むライフスタイルを見直すことも大切です。
特に意識していきたいのは食生活と運動です。
セルフチェックで食生活の乱れと運動不足を認識された方は、自分の生活習慣を変える努力をしてみましょう。
バランス良い食事を心がける!

人のエネルギー源は食事から摂る栄養やカロリーです。
普段から朝食を摂らない、またはプチ断食や糖質制限など身体への負担が大きいダイエットは、基礎代謝や活動エネルギーが不足して熱を生み出す効率が悪いのは当然です。
きちんと3食しっかり摂ることと、栄養バランスを考えることは大切です。ダイエットに取り組むにしても正しい知識を持てば、しっかり必要な栄養とエネルギーを摂りながら痩せることは可能です。
また、食材によっても体を冷やしやすいものは食べる量やタイミング、その他の食材との組み合わせバランスを考えることで冷え性を予防することができます。
体を冷やす食材の一例
- きゅうり、レタス、トマト、にがうり、なす、スイカ、メロン、キウイフルーツなど
- コーヒー、牛乳、豆乳、バター、小麦、そば粉など
- あさり、わかめ、カニなど
- ビール、緑茶など
暖かい土地で育った作物には体を冷やす食材が多いようです。また、食材の色は白や寒色系の物が多いようですね。
なお、上記はあくまで体を冷やしやすい食材であり、避けたい食品ではありませんのでご注意ください。
体を温める食材の一例
- にんじん、かぼちゃ、たまねぎ、にんにく、生姜、りんご、さくらんぼ、ぶどう、桃など
- 牛肉、鶏肉、紅鮭、イワシ、タラ、ウナギなど
- チーズ、漬物、玄米、もち米、ココアなど
- 納豆、小豆、黒豆など
寒い土地で育った作物には体を温める食材が多いようです。また、食材の色も濃い色、暖色系の物が多いようですね。
その他にも飲み物はできるだけ冷たい物は控えることです。胃腸が冷えると一気に体を冷やして免疫力も落ちます。起床後には1杯の水を飲むと良いと言われていますが、白湯を飲むと体の芯から温まりおすすめです。
適度な運動は冷え性の改善効果あり

冷え性の改善に大切なものは食と運動です。
冷え性の原因に血行不良が大きく関わっている為、血のめぐりを良くするための運動はやはり効果的です。
血液を全身に送り込むポンプの役割をはたしているのは心臓と筋肉です。特に筋肉は運動することによって熱を作り出し、体を温めます。
寒い日、体が冷えるとブルブルと震えますが、あれは筋肉を小刻みに動かすことにより熱を作り出し体温を上げているわけです。自発的に運動して筋肉を増やせば代謝能力があがり、冷え性の改善につながります。
ハードなトレーニングである必要はなく、毎日30分、もしくは2日に1回のウォーキングからスタートしてみませんか。
食事の改善や運動を見直し、冷え性を改善したことのうれしい副作用として痩せたという報告もよく見かけます。
冷え性を改善したことで、基礎代謝能力があがり、脂肪を燃焼しやすい体になったということだと思われます。
ジンゲロールとショウガオールの効能

前半は冷え性の原因や対策について考えてきましたが、ここから後半は冷え性に特におすすめしたい食材「生姜」にスポットを当てて提案していきたいと思います。
生姜は体を温める食材と申し上げましたが、特に冬場は冷え性はもちろん、体調の維持や痩せやすい体づくりにも相性が良いスーパーフードです。
古くからの知恵で生姜は風邪をひいたときなど、体を温めるには優れた食材であることを感覚的にご存じだと思います。
しかし、あなたが知っている生姜の効能はまだまだ一部にすぎません!
特有の辛みや香りに含まれる成分
生姜は日本だけでなく、世界各地で薬効食品として広く食されてきました。
中国では漢方として血行促進、冷え性改善、咳止め、胃腸薬、解熱、吐き気止めなどの様々な薬効成分を持つ食材として今でも重宝されています。
特に注目されている成分に「ジンゲロール」と「ショウガオール」があり、ジンゲロールには優れた殺菌力や解熱発汗の作用、吐き気や頭痛を緩和する働きが、ショウガオールには血行促進で体を温める働きがあります。
どちらも生姜に含まれている成分で、生の生姜からたくさん摂れるのがジンゲロール、生姜を加熱して乾燥させることでジンゲロールはショウガオールに成分変化します。
ジンゲロールがショウガオールに成分変化することで、さらに辛みが増して体を温める効果が強化されます。
ジンゲロールの効能と摂り方

ジンゲロールは生の生姜から多く摂ることができ、抗炎症作用や殺菌作用があるので、冬場の風邪予防に生姜湯やはちみつレモンなどに入れて飲むのに適しています。
また、ピリッとした辛みから、うどんやそばの薬味として摂っても美味しく召し上がれますし、体も温まります。
ただ、ジンゲロールはすりおろして空気に触れると時間の経過や加熱によって減少していきますので早めに摂ることがおすすめです。
ショウガオールの効能と摂り方

ジンゲロールに熱を加えて乾燥したものを使用することでショウガオールを多く摂ることができます。
ショウガオールは胃腸の働きを活発にして、体を内側から温める効果が期待できますので、冷え性にピッタリな成分です。
乾燥した生姜とはちみつと水で煮立ててジンジャーシロップを作って飲むと体の芯から温まるホットドリンクの出来上がりです。
生姜はダイエットや美容にも効果が期待できる!

ショウガオールで体を温めて血行が良くなると新陳代謝が活発になり、お肌の細胞にきちんと栄養が届けられ、老廃物の排出もスムーズになることでお肌のターンオーバーが促進されます。
また、ジンゲロールには脂肪細胞の分解を助けたり、糖や脂肪細胞の吸収を抑える働きが期待できます。
他にもダイエットをサポートする効能として、エネルギー消費(代謝)を高めたり、コレステロール値を下げるなどの働きをもっています。
1日の摂取目安量
いろいろな効能が期待できる生姜ですが、ご存じの通り刺激が強いため、摂りすぎると腹痛や下痢の原因にもなります。
1日に推奨される摂取量は10g前後と言われており、おろしたもので小さじ1杯分程度です。
摂りすぎには注意しましょう。
まとめ:冷え性とその対策

女性の半数が悩まされている冷え性の原因を知り、ライフスタイルを見直すことで健康的で美しい体を手に入れる習慣作りを始めましょう。
決して難しいことではありませんので、後はやるかやらないかだけです。
まずは明日の起床後に一杯の白湯を飲むことから始めましょう。
- 女性に多い冷え性はライフスタイルの乱れから引き起こされる。
- 食生活と食材を見直そう。
- 適度に運動を取り入れよう。
- 生姜の成分、「ジンゲロール」と「ショウガオール」は冷え対策に効果的。
- 生姜の成分は美容やダイエットにも効果的。
- 生姜の成分の摂り方や適正量を知り、冷え性と肥満の改善に役立てよう。
~ エピローグ ~

でも生姜をすりすりするのは・・・ひめ、めんどくさい。

じゃぁ、手軽に摂れるサプリがいいかも。何かないかなぁ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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